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2006年11月

2006年11月29日 (水)

枯葉

今朝の館の中庭の景色です。噴水前のイスとテーブルが、落ち葉のなかで朝の陽の光を浴びていました。

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 冬の寒さが厳しくなるにつれ、2本のケヤキから落ちる葉の数は、日に日に多くなっていきます。いつもだと強い北風に吹き飛ばされてしまう枯葉も、前日に降った雨に濡れてその場にとどまり、敷地内すべてを金色の絨毯のようにおおっていました。

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 葉の色を黄や橙に変えるこの大木の紅葉は、館の秋の風物詩。枝から舞い落ちる葉や、積もるほど重なった葉が風に吹かれる乾いた音は、シャンソンの「枯葉」を彷佛とさせます。これらのケヤキはともに樹齢300年、シャンソンの歴史よりもずっとずっと古いのですから、その生命力に感心するばかりです。(企画担当)

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2006年11月22日 (水)

「フランス・バロック音楽コンサート」報告

フェットゥ・デュ・ヌ−ヴォ−「フランス・バロック音楽コンサート」 
Concert de la baroque musique francaise pour clavecin en Fete du Beaujolais nouveau
2006年11月18日 (土)

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 ボジョレー・ヌ−ヴォ−の解禁イベント「フェットゥ・デュ・ヌ−ヴォ−」では、毎年シャンソンのコンサートを中心に行ってきましたが、今回はまた新たな試みとして、初めてチェンバロによる演奏会を企画しました。演奏してくださった渡辺敏晴さんは、イタリアやドイツなどの楽曲が多いバロック音楽のなかでも、とくにフランスの古典音楽を得意とする演奏家です。ブルボン王朝の栄華と共にフランスで黄金時代を築いたバロック文化、17世紀、18世紀の古典音楽の薫りをチェンバロの調べにのせて届けてくださいました。



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 演奏曲目は、ルイ14世の御前演奏を任されたオルガニスト、フランソワ・クープラン(1668-1733)の「クラヴサン奏法論」より「プレリュード」、「第6オルドル」より「神秘な障壁」、フランソワの伯父でもあったバロック音楽の作曲家ルイ・クープラン(1626-1961)の楽曲からは「拍子のないプレリュード」「シャコンヌ」、チェンバロ音楽の始祖であるシャンボニエ−ルに師事していたジャン=アンリ・ダングルベール(1628-1991)の「プレリュード」ほか多数の曲を弾いてくださいました。比較的新しい時代の楽曲、といっても古い古いシャンソン「」も演奏されました。チェンバロは透明感あるのびやかな音色で、心地よく響きわたり、会場のみなさんをバロック文化の世界に引き込みます。

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 当日は残念ながら芦野館長は都内でコンサートのため不在でしたが、設営にあたりチェンバロ演奏は宮廷音楽を聴くスタイルであることを丁寧に説明し、よりよい演出のためにいくつもの助言をくれたのです。まず、19世紀のモダンなコンサートホールのシャンソニエは時代の異なるチェンバロとあわないので、会場を映像鑑賞やレッスンに使用している多目的ホールに替えました。無機質なホールですが、薄暗くして集光した照明を中央に置かれたチェンバロにだけ当てると、闇のなかに浮き上がる流線形のチェンバロが美しく見えます。客席にはキャンドルライトの揺らめく炎の演出、重みのある鎧戸が背景となるようチェンバロをセッティング、それを囲むように聴衆があることで、宮廷音楽会のような雰囲気となったのです。

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 会場では特典としてワンドリンク、「リニシアル」のボジョレー・ヌーヴォーか、それに代わるフランス産のノン・アルコール・ワイン「ミニャ−ル」を召しあがっていただきました。フランス古典の荘厳で華やかな音楽が流れるなか、ワインの入ったルビー色のグラスにうつるキャンドルの光がきらめきます。収穫から多くの時間をかけずに醸造された若いワイン、それに反して300年以上も昔から奏でられてきた音楽・・・。ワイングラスを傾けながら演奏を聴きいるみなさんに、時代は違えどもフランスの文化・産物を一度に堪能していただきました。 コンサートのあとには、みなさんがなかなか会場から退出することなく、チェンバロの周りに集まりました。演奏家・渡辺さんの説明に興味深く、耳をかたむけてらしている様子が印象的でした。

 最後になりましたが、ご出演いただいた渡辺さま、企画当初よりお世話になりましたマネージャーの角田さま、いろいろとありがとうございました。 (企画担当)

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2006年11月18日 (土)

ボジョレー・ヌーヴォー解禁

第8回 ボジョレー・ヌ−ヴォ−解禁イベント フェットゥ・デュ・ヌ−ヴォ−
Fete du Beaujolais nouveau
2006年11月16日 (木)

 11月の第三木曜日、フランスから新酒ボジョレー・ヌ−ヴォ−が届きました。当館のためにソムリエが数あるヌ−ヴォ−から数本に候補をしぼり、そのワインのなかからさらに相談して取り扱う一種類をセレクトしています。フランスの有名なレストランでもワインリストに入っている、リニシアル社のヌ−ヴォ−を今年の新酒として仕入れることにしました。いつも好評をいただいているので、今回も自信をもっておすすめいたします。

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 当日には入荷したばかりのヌ−ヴォ−をグラスワインで提供していたのですが、当館も飲酒運転を考慮し、無料のサービスは控えさせていただきました。しかしながら毎年行ってきた解禁日の恒例なので、全く何も行わないのも残念に思えました。そこで、ヌ−ヴォーではありませんが少しでもその気分を味わっていただけるよう、ホットワインを取り入れてみたのです。ホットワインはフランスをはじめヨーロッパでポピュラーな冬の飲み物。火にかけアルコールをとばしているので、ドライバーの方も安心ですし、さらにお酒が苦手な方でも召しあがりやすい味です。ちょっぴり甘く、柑橘類とともに煮込んでいるので香りもよく、あたたかいうえにスパイスが入っているのでさらに体も温まります。寒い中、ご来館いただいた方には、喜んでいただけたようでした。 Nouveau2_5  

 また、週末の2日間に限定のケーキを用意しました。ソルティーケーキはボジョレー・ヌ−ヴォ−ワインに合う、ベーコンとサーモンが入った2種類の塩味のケーキです。チーズ風味の生地にグリーンとブラックの2種類のオリーヴも混ぜ、しっとりと焼きあげました。甘くないのでサイドメニューとして、また軽めのお食事としてもお召しあがりいただけます。数量に限りがございますので、どうぞお早めに。

 解禁日の今日、リニシアルのヌ−ヴォ−を召しあがったお客さまにその出来を尋ねると、しっかりと引き締まった味ながら軽さもあり、飲みやすく、とてもおいしいとのことです。今だけしか味わえない旬の風物は、なくなり次第で終了ですが、年内いっぱいを目安としています。みなさまも当館にお立ち寄りいただけるときは、カフェ「ロゾー」にて、新酒をご賞味ください。 (企画担当)

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